本当の痴呆症は非常に悲惨なものですが、そこでもやはり人間の尊厳があるので、尊厳を保つのが学習療法となります。
いうなればただ、現状をキープするためではなく、アクティビティケアでは学習療法を介護する方に行うことで回復も目指すことが多いそうなのです。
アクティビティケアは非常に介護する側にとっては、困難なことも多く、またストレスもかかるようですが、サポートできるものが学習療法です。学習療法は一般的には痴呆症の予防に効果的であると考えられていますが、もうすでに痴呆症が進んでいる場合でも症状を遅らせることが可能なのだそうです。
学習療法を続けている方の方が、自分に対する不安が少なくなっていき、著しく効果がある場合、かなり回復していくのだそうです。
まだ健康で正常な頭脳をキープしている間は学習療法も脳のアンチエイジングになりますが、痴呆症が進んでいる場合は命綱と言えるかもしれません。
もう痴呆症に陥ってしまったのであれば回復することは難しく、悪化するしかないといわれた中で光明を見出させたのが学習療法です。
つまり学習療法自体がアクティビティケアを受けている方にとっては、自分が人間であることの確認になっていることもあるようです。
学習療法はアクティビティケアを行っている現場では、新たな介護の場面を広げたとも言われているのだそうです
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